2024年
23(火)~923(月・振休)
月曜休館(祝日および7月下旬~8月を除く)

特別展 異文化は共鳴するのか?
大原コレクションでひらく近代への扉
展覧会趣旨


1930(昭和 5)年に設立された大原美術館は、実業家大原孫三郎(おおはら・まごさぶろう、1880-1943)の支援の下に洋画家児島虎次郎(こじま・とらじろう、1881-1929)が収集した、近代を中核とする西洋美術作品を出発点としています。その後、コレクションは西洋の現代美術、日本の近現代美術、民藝運動ゆかりの作家たちの作品へと範囲を拡大していきますが、その中核となるのは、やはり、19 世紀後半から 20 世紀前半の近代美術であることは間違いありません。本展覧会は、次の手法によってこれらの近代美術を再検討しようという試みです。

ー1ー 
大原美術館独自の近代美術再検討

ー2ー 
文化交流の視点に沿った新たな展示

ー3ー 
作品と資料による時代相の再現
実際のスライダーの動きは、プレビュー/公開ページでご確認ください
児島虎次郎肖像写真
児島虎次郎《ストックホルムの風景》
児島虎次郎《初秋》《和服を着たベルギーの少女》
第1章:児島虎次郎、文化の越境者
大原美術館の礎を築いた児島虎次郎は、世界各地で触れた芸術や文化を、自らの創作活動に取り込んでいきました。児島にとって、異文化は他者であると同時に、自身の中に共存し、混交し、創作の原動力を生み出すもの、つまり、自己の重要な一部でもあったといえるでしょう。第1章では、児島の足跡を追いながら、彼の作品にあらわれた他文化への眼差しと、多文化の混交を確認していきます。

【画像】児島虎次郎肖像/児島虎次郎《ストックホルム風景》/児島虎次郎 左:《初秋》  右:《和服を着たベルギーの少女》 
実際のスライダーの動きは、プレビュー/公開ページでご確認ください
ポール・ゴーギャン《かぐわしき大地》と児島虎次郎《祭の夜》
中村彝《頭蓋骨を持てる自画像》とエル・グレコ《受胎告知》
ピエール=オーギュスト・ルノワール《泉による女》と満谷国四郎《緋毛氈》
第2章:西洋と日本―西洋美術と日本近代美術の交差
異なる文化が接触したとき、そこからどのような創作が生まれてくるのでしょうか。第2章では、「他文化」「裸体」「宗教・信仰」などのテーマに沿って、大原美術館コレクションの中核を占める西洋美術と日本近代美術を対照展示することで、近代における文化の交差という視点から、両者の関係性やこうしたテーマの普遍性を浮き彫りにしてゆきます。

【画像】左:児島虎次郎《祭の夜》 右:ポール・ゴーギャン《かぐわしき大地》/左:中村彝《頭蓋骨を持てる自画像》 右:エル・グレコ《受胎告知》/左:ピエール=オーギュスト・ルノワール《泉による女》 右:満谷国四郎《緋毛氈》 
実際のスライダーの動きは、プレビュー/公開ページでご確認ください
工芸・東洋館外観
オーギュスト・ロダン《ある小さき影》とポール・セザンヌ《風景》
河井寛次郎《飴釉辰砂縞文重筥》
第3章:東西の交流—『白樺』、「民藝」を中心に
大原美術館は、雑誌『白樺』と民藝運動との結節点を物語るいくつかの資料を所蔵しています。第3章では、『白樺』同人から永久寄託された西洋美術作品と大原孫三郎・總一郎が支援した民藝運動ゆかりの作家たちの作品にそれらの資料群を加え、異文化への関心と多文化の混交、その連続性を概観します。

【画像】工芸・東洋館外観/左:オーギュスト・ロダン《ある小さき影》 右:ポール・セザンヌ《風景》(いずれも白樺美術館より永久寄託)/河井寛次郎《飴釉辰砂縞文重筥》 
実際のスライダーの動きは、プレビュー/公開ページでご確認ください
酒津のアトリエ
坂本夏子《訪問者》
ジャクソン・ポロック《カット・アウト》
第4章:近代と現代の共鳴
近代から現代に至る美術の道のりは、反発、克服、憧憬と様々ですが、そこには間違いなく歴史に裏打ちされた近代美術の特質が継承されています。第4章では、現代における近代との関わりの一例を、戦中から戦後、そして当館での滞在制作事業で制作された作品を通して確認しつつ、近代と現代の時空を超えた対話としての美術をご紹介します。

【画像】無為村荘内のアトリエ風景/坂本夏子《訪問者》/ジャクソン・ポロック《カット・アウト》

大原美術館 館長 三浦篤 Miura Atsushi

大原美術館が今、生まれ変わろうとしています。エル・グレコの《受胎告知》、モネの《睡蓮》、ゴーギャンの《かぐわしき大地》などで知られる大原美術館ですが、思い切って常設展示を変更し、特別展にチャレンジすることにしました。名品を生かしながらも、近代美術とは何かという根本的な問いかけに沿った新展示を試みることにします。キーワードは「異文化」です。19世紀後半から20世紀前半にかけて、日本では和漢洋の文化が混在することで、ハイブリッドな美術が誕生しました。近代特有の魅力を帯びた作品を、同時代の西洋絵画と組み合わせながら、新しい視野で捉え直してみたいのです。そうすれば、文化を越境する画家児島虎次郎についても、「白樺」から「民藝」への道筋についても、これまでとは異なる見方が持てるでしょう。
はたして、美術において異文化は共鳴し、融合したのでしょうか。それとも、反発や葛藤を引き起こしたのでしょうか。エル・グレコと関根正二の《信仰の悲しみ》、ゴーギャンと梅原龍三郎の《紫禁城》を合わせたら、何が見えてくるのでしょうか。近代美術は現代美術へといかなる形で転身していったのでしょうか。ぜひあなたの眼で確かめて下さい。

本展のみどころ
三浦館長キュレーションによる展示

POINT:1

西洋から日本まで、その豊かなコレクションにより近代美術の魅力、異文化が共鳴する瞬間に迫ります。通常よりも展示数が増え、見ごたえ満載。

POINT:2

児島虎次郎の収集や民藝運動、白樺派などにまつわるエピソードもまじえて、所蔵する貴重な資料群を加えて紹介します。

POINT:3

大原美術館の独自性を活かし、これまで若手作家支援によって誕生した作品から一部を公開し、近代の資産を現代の創造につなげる取り組みを紹介します。

特別展期間中サービス
\音声ギャラリーツアー/

*内容*
大原美術館館長 三浦篤と公益財団法人大原芸術財団理事であり、音声プラットフォーム「Voicy」のパーソナリティ田中慶子氏が特別展を対談形式で紹介をする音声をお楽しみいただけます。

*楽しみ方*
ご自分のスマートフォンを使用し、専用QRコードを読み取り「Voicy」にアクセスしてください。(館内でご利用の場合は、イヤホンをお持ちください。)
▶こちらをクリックしても、voicy音声ギャラリーツアーが楽しめます。
「チャプター」より、聞きたい章や展示室を選択できます。
ご利用は無料です。(館内のWiFiを利用いただけますと通信料は不要です。)
※イヤホンをお持ちでない方は、入館券売場横手荷物預かり所にて、イヤホンと変換アダプタをセットで500円(税込)で販売しております。
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開催概要


■会場
大原美術館 本館
■会期
2024年4月23日(火)~9月23日(月・振休)
月曜休館(祝日および7月下旬~8月を除く)
■開館時間
9:00~17:00(16:30入館締切)
■入館料
大原美術館入館券(本館、工芸・東洋館共通)にてご観覧頂けます。
一般 2,000円 高校・中学・小学生(18歳未満の方) 500円 小学生未満 無料
身体障害者手帳(ミライロID)等をお持ちの方は証明書をご提示ください。ご優待いたします。
■主催
公益財団法人大原芸術財団 大原芸術研究所・大原美術館
※公益財団法人大原美術館は、2024 年 4 月より「公益財団法人大原芸術財団」に名称変更しました。
■共催
山陽新聞社
■後援 岡山県、倉敷市、NHK岡山放送局、RSK山陽放送、OHK岡山放送、TSCテレビせとうち、RNC西日本放送、KSB瀬戸内海放送、倉敷ケーブルテレビ、FM岡山、FMくらしき、大原美術館後援会
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特別協賛
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OHARA MUSEUM SHOP


大原美術館ミュージアムショップ

ミュージアムショップ本店/館内店
■営業時間
(本店)10:00~17:15
《12月~2月は10:00~16:00》
(館内店)美術館と同じ

■休店日
 本店、館内店ともに美術館に準じる


アクセス

大原美術館
お問い合わせ
大原美術館
〒710-8575 岡山県倉敷市中央1-1-15
TEL 086-422-0005
E-mail eigyo@ohara.or.jp
https://www.ohara.or.jp/

JR山陽本線 倉敷駅より徒歩15分