緑色や橙色の独特な屋根瓦。児島虎次郎が中国の孔子廟から着想を得て、作らせたものと考えられています。その見事な瓦は、瓦の産地として名高い大阪の泉州谷川の窯で特別に焼かれたものであり、この邸宅が俗称「緑御殿」と呼ばれてきたゆえんでもあります。
和風建築は、薬師寺にとって大学時代の恩師でもある伊東忠太から指導を受けて建設されたといいます。建物の木材には台湾檜、天井や欄間には屋久杉の上物、床板は欅の玉目一枚とすぐれた資材が用いられています。天井は杉の天井板を竿縁が支え、ひとつひとつの竿縁には斜めに面取りがされている「猿頬天井(さるぼおてんじょう)」の形式がとらえています。美観地区の町並みを一望できます。
2024年 4月1日 |
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