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大原美術館
〒710-8575 岡山県倉敷市中央1-1-15

※本展の会期は終了しました※

令和5年秋の有隣荘特別公開
家族のかたち
2023.10.6[金] ~ 10.22[日]

令和5年秋の有隣荘の特別公開は、「家族のかたち」と題し、大原美術館の所蔵作品の中から家族を題材にした作品を選び、展観いたします。

大原美術館の創設者である大原孫三郎(1880-1943)の私邸兼迎賓館として誕生した有隣荘。特徴的な緑色の屋根瓦が目を引き、平屋建ての洋風建築と2階建ての和風建築からなるこの名建築には、大原美術館本館の設計も担った薬師寺主計(1884-1965)をはじめとする、作り手たちの優れた技能が注がれています。

当初、孫三郎は病弱であった妻壽惠子(1883-1930)を気遣い、開放的な町家である大原家本邸に対して、家族だけでゆっくりと過ごせる空間をつくろうと、建設を計画しました。迎賓館としての役割も加わり、有隣荘は1928年に完成しましたが、残念ながらその2年後に壽惠子は他界。家族のための空間として機能した時間はわずかでした。しかし、家族を想う孫三郎の意思が、この建築を形づくったことは確かです。

この度の展示では、大原美術館の所蔵作品の中から家族を題材にした作品を選び、「妻」「母子」「生と死」という3つのテーマのもとに、有隣荘の各室に配しました。それぞれに表現された「家族のかたち」を、家族のために建てられた有隣荘の秋のたたずまいの中でご堪能下さい。


有隣荘一階和室
有隣荘2階から望む景色
有隣荘庭と大原美術館
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  • 有隣荘について

    倉敷が誇る近代建築
    大原美術館の創設者 大原孫三郎の私邸

    倉敷の町並みに凛とたたずみ、鮮やかな緑にあふれる有隣荘(ゆうりんそう)。倉敷の近代建築を代表するこの建物は、倉敷の商家である大原家の別邸として1928年に完成しました。
    大原家の本邸は、江戸時代からつづく町家であり、どこからでも出入りができる開放的な構造であったため、家族だけでゆっくりと過ごせる空間ではありませんでした。そのため大原孫三郎(1880-1943)は、病弱であった妻の壽惠子(1883-1930)を気遣い、家族だけの時間を持てる場所として、有隣荘の建築を構想したのでした。当初はバンガロー風の洋式住宅として設計が進められていましたが、倉敷を訪れる貴賓を迎えるための機能も担うべく、平屋建ての洋風建築と2階建ての和風建築、さらに中国風のデザインとが穏やかなハーモニーを奏でながら一体となった建物として建設されました。

    設計を担ったのは、大原美術館本館などの設計も手掛けた、岡山県出身の建築家薬師寺主計(1884-1965)です。和風建築部分の設計に関しては、薬師寺の恩師であり、明治神宮や築地本願寺などの造営で知られる伊藤忠太(1867-1954)から指導を受けました。また、大原美術館の初期のコレクション形成を担った画家の児島虎次郎(1881-1929)も、室内空間の至る所に芸術家としての美的感覚を注ぎ込んでいます。さらに作庭は、京都を中心に活躍した8代目小川治兵衞(1882-1926)と7代目(1860-1933)が手がけました。

    有隣荘は、1935年に大原美術館の所有となって以降も、迎賓館として多くの貴賓を迎えてきました。一般には長らく非公開でしたが、1997年より公にその扉を開けることとなり、現在では、年2回の特別公開をかねた展覧会の開催や、倉敷の夜景を楽しむ特別公開等を行っています。

    有隣荘外観
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展覧会のみどころ 

有隣荘洋間

洋間

芸術家たちが見つめた妻の姿
アール・デコ調の装飾が美しい洋間では、「妻」の姿を表現した作品をご覧いただきます。
大原孫三郎の、妻壽惠子を想う気持ちが有隣荘という形に結実したように、芸術家たちもまた、自身の配偶者を作品に表現してきました。
さりげない日常の姿、表情やしぐさ、モデルを務める妻の想い……。同じ「妻」という主題を、それぞれの作家はどのように表現したのか。作品を通してその眼差しを探ります。
有隣荘一階和室

一階和室

母と子のつながり
高天井に軽快な欄間のデザインが調和する、趣ある書院造の和室には、「母子」が描かれた作品を集めました。
お腹に子どもを宿してから、その子が成長していく姿。そしてそれを見つめる母の眼差し。しかし、そのつながりは必ずしも幸せに満ちたものばかりではありません。「母子」という共通の主題に示された二者の姿や想いのかたちをお楽しみください。
有隣荘二階和室

二階和室

家族の生きた証
意匠には細やかな配慮が行き届き、窓の外に倉敷の美しい街並みが広がる2階和室では、家族の「生と死」にまつわる作品を展示します。
家族の「死」とは、いつかは必ず向き合わなければならないもの。しかし、ここに展示された作品が表現するのは、「死」への悲しみや恐怖ではなく、それまでの「生」の証しです。家族と過ごした日々、死後も幸せでいてほしいという願い、「生」を必死に描きとろうとした画家の性。家族と歩んだ時間そして愛があるからこそ生まれた、さまざまなかたちを集めました。

小見出し

サンプル 太郎
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VOICE

主な作品紹介  

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ベルナール・ビュッフェ《アナベルの像》

ベルナール・ビュッフェ
《アナベルの像》
© ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2023 E5335

オーギュスト・ロダン《ロダン夫人》

オーギュスト・ロダン
《ロダン夫人》

モディリアーニ《ジャンヌ・エビュテルヌの肖像》

アメデオ・モディリアーニ
《ジャンヌ・エビュテルヌの肖像》

ジョルジュ・デスパニャ《幼児のはなをかむ若き母》

ジョルジュ・デスパニャ
《幼児のはなをかむ若き母》

エジプト《トト神へのステレ》

エジプト、ディル・エル=メディーナ
《トト神へのステレ》

小見出し

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  • 展示作品リスト

    • オーギュスト・ロダン《ロダン夫人》 1882年 ブロンズ
    • ベルナール・ビュッフェ《アナベルの像》 1960年 油彩、画布 
    • 岸田劉生《画家の妻》 1915年 油彩、画布 
    • 坂本繁二郎《髪洗い》 1917年 油彩、画布
    • アメデオ・モディリアーニ《ジャンヌ・エビュテルヌの肖像》 1919年 油彩、画布
    • ジョルジュ・デスパニャ《幼児のはなをかむ若き母》 制作年不詳 油彩、画布 
    • カレル・アペル《母と子》 1952年 油彩、画布 
    • ◇棟方志功《大原壽惠子歌集抄板画柵》より〈立つ子の柵〉 1959-62年 木版、紙
    • ◆ヘンリー・ラム《浴み》 1908年 水彩、紙
    • エジプト、ディル・エル=メディーナ《トト神へのステレ》 新王国時代第20王朝ラメセス4世治世(紀元前1152-紀元前1145年頃)石灰岩、彩色
    • 熊谷守一《陽の死んだ日》 1928年 油彩、画布
    • ◇太田三郎《Nの家族》 2008年 レーザープリント、紙
    • ◆棟方志功《大原壽惠子歌集抄板画柵》より〈一人想ふの柵〉 1959-62年 木版、紙  

    ◇:10月6日~13日展示
    ◆:10月14日~22日展示
    ※全て大原美術館蔵。ただしオーギュスト・ロダン《ロダン夫人》は白樺美術館からの永久寄託品。



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入場料金

■障害者手帳(ミライロID)をお持ちの方は、ご提示ください。ご優待いたします。

料金
一般(有隣荘のみ) 1,000円(税込)
高校・中学・小学生【18歳未満の方】(有隣荘のみ) 500円(税込)
一般セット券(有隣荘+大原美術館入館料) 2,500円(税込)
高校・中学・小学生セット券【18歳未満の方】(有隣荘+大原美術館入館料) 1,000円(税込)
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展覧会情報

会場 有隣荘(大原美術館向かい)
会期
2023(令和5)年10月6日(金)~10月22日(日)
会期中無休
開場時間

10:00~16:00 
※入場は15:30まで

主催 公益財団法人大原美術館
後援 大原美術館後援会
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協賛

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旭テクノプラント株式会社
エヴァホール
大原記念倉敷中央医療機構
カモ井加工紙株式会社
大原記念倉敷中央医療機構
大原記念倉敷中央医療機構
大原記念倉敷中央医療機構
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ご来場のお客様へのお願い

  • 有隣荘内の混雑状況により、ご入場をお待ちいただく場合がございます。
  • 有隣荘敷地内での飲食、喫煙、写真・動画撮影はご遠慮ください。
  • お手洗いはございません。大原美術館敷地内またはお近くの公衆トイレをご利用ください。
  • 展示品や調度品、建具類にはお手を触れないようにお願いします。
  • 当施設は建設当時の姿をそのまま残すかたちで保存を行っているため、バリアフリー化がされておりません。車いすでのご入場はできませんので、あらかじめご了承ください。

アクセス

有隣荘
大原美術館の向かい(地図の赤い印の場所)


お問い合わせ
大原美術館
〒710-8575 岡山県倉敷市中央1-1-15
TEL 086-422-0005
E-mail eigyo@ohara.or.jp

JR山陽本線 倉敷駅より徒歩15分

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