大原美術館の創設者である大原孫三郎(1880-1943)の私邸兼迎賓館として誕生した有隣荘。特徴的な緑色の屋根瓦が目を引き、平屋建ての洋風建築と2階建ての和風建築からなるこの名建築には、大原美術館本館の設計も担った薬師寺主計(1884-1965)をはじめとする、作り手たちの優れた技能が注がれています。
当初、孫三郎は病弱であった妻壽惠子(1883-1930)を気遣い、開放的な町家である大原家本邸に対して、家族だけでゆっくりと過ごせる空間をつくろうと、建設を計画しました。迎賓館としての役割も加わり、有隣荘は1928年に完成しましたが、残念ながらその2年後に壽惠子は他界。家族のための空間として機能した時間はわずかでした。しかし、家族を想う孫三郎の意思が、この建築を形づくったことは確かです。
この度の展示では、大原美術館の所蔵作品の中から家族を題材にした作品を選び、「妻」「母子」「生と死」という3つのテーマのもとに、有隣荘の各室に配しました。それぞれに表現された「家族のかたち」を、家族のために建てられた有隣荘の秋のたたずまいの中でご堪能下さい。
料金 | |
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一般(有隣荘のみ) | 1,000円(税込) |
高校・中学・小学生【18歳未満の方】(有隣荘のみ) | 500円(税込) |
一般セット券(有隣荘+大原美術館入館料) | 2,500円(税込) |
高校・中学・小学生セット券【18歳未満の方】(有隣荘+大原美術館入館料) | 1,000円(税込) |
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会場 | 有隣荘(大原美術館向かい) |
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会期 |
2023(令和5)年10月6日(金)~10月22日(日) 会期中無休 |
開場時間 |
10:00~16:00 |
主催 | 公益財団法人大原美術館 |
後援 | 大原美術館後援会 |
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