このブロックは画面サイズによって見た目が変化する特殊なブロックです
※編集・削除ができる項目も画面サイズによって異なります

詳細はヘルプページの「フローティングメニューブロックの編集」をご確認ください
大原美術館
〒710-8575 岡山県倉敷市中央1-1-15
令和7年秋の有隣荘特別公開
森村泰昌
「ノスタルジア、何処へ。」
―美術・文学・音楽を出会わせる―

《M式 マグリットの男》
2025(令和7)年
10月7日(火)~11月9日(日)
※会期中10月20日、27日(いずれも月曜日)休館
  <開場時間>
本 館        
 9:00~17:00(16:30入館締切)

有 隣 荘      
 10:00~16:00(15:30入場締切)

児島虎次郎記念館 
 10:00~17:00

 セルフポートレイト作品を通じて、『「私」とは何か』について問い続けてきた美術家・森村泰昌による、<令和7年秋の有隣荘特別公開 森村泰昌 「ノスタルジア、何処へ。」 ―美術・文学・音楽を出会わせる―>を開催いたします。

 大原美術館との出会いによって、美術家・森村の「私」的な眼差しは何を見つめたのか。その眼差しの旅を、大原美術館の本館、有隣荘、児島虎次郎記念館の3カ所を巡りながら体験していただく、「回遊式の展覧会」です。

 それぞれの景観を壊すことなく、むしろ寄り添う姿勢を保ちながら、「美術」「文学」「音楽」が分かちがたく結びついていた在りし日の日本文化の可能性を、分断の時代と言われる現代にいかに活かせるかを探ります。

実際の公開ページでは回答部分が閉じた状態で表示されます。
  • 【本館】 
    第一章 
    まなざしが、ことばに、こだまする。
    (美術×文学)

     大原美術館本館の展示作品から選ばれた約25点の所蔵作品と、そのそれぞれに呼応する詩歌を森村流に選りすぐり、森村自身が朗読と映像によって表現します。「美術」と「文学」の間に密接な結びつきがあった在りし日を、「まなざしが、ことばに、こだました時代」と捉え、視聴覚への刺激と共に今の時代に活かします。

     

    朗読・出演:森村泰昌 
    映像監督・編集:藤井光 
    音声収録:藤口諒太

  • ここをクリックして表示したいテキストを入力してください。

    ここをクリックして表示したいテキストを入力してください。テキストは「右寄せ」「中央寄せ」「左寄せ」といった整列方向、「太字」「斜体」「下線」「取り消し線」、「文字サイズ」「文字色」「文字の背景色」など細かく編集することができます。
ご案内
第一章を楽しむためには、スマートフォンとイヤフォンをお忘れなく!

※第一章の朗読映像作品「まなざしが、ことばに、こだまする」の視聴には、御自身のスマートフォン及びイヤフォンを使用していただきます。必ずご持参ください。他の来館者のご迷惑となりますので、スマートフォンのスピーカーでの音声再生はご遠慮いただきます。

※なお、朗読映像作品「まなざしが、ことばに、こだまする」全編は、別途会場内のモニターでもご覧いただけます。

メリット
ここをクリックして表示したいテキストを入力してください。
ここをクリックして表示したいテキストを入力してください。テキストは「右寄せ」「中央寄せ」「左寄せ」といった整列方向、「太字」「斜体」「下線」「取り消し線」、「文字サイズ」「文字色」「文字の背景色」など細かく編集することができます。テキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキスト...。テキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキスト...。テキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキスト...。
実際の公開ページでは回答部分が閉じた状態で表示されます。
  • 【有隣荘】 
    第二章 
    あやとり、赤い糸。
    (美術×音楽)

     大原家が創業したクラレ、クラボウも関わった、1970年開催の大阪万博の「せんい館」。その中に展示された四谷シモン作《ルネ・マグリットの男》を主題とした森村の新作が意外な形で姿を表します。

     また1970年万博のために大原總一郎が構想し、実現出来ずに終わった「十二面体音楽堂」のプランに着想を得て森村が制作したオブジェ・スピーカーと、オリジナル音による多重音的な環境を有隣荘内に展開します。1970年の記憶は果たして2025年に、こだまするのか。



    <会場内音楽>
    声:森村泰昌
    作曲・チェロ演奏:中川裕貴
    演奏収録:甲田徹



    ☆第二次世界大戦後、大原美術館の発展を担い、またクラレ社長としては関西財界でも存在感を放った大原總一郎は、1970年の大阪万博に向けて自らの構想を「音の方向性/音の遠近性/音の流動性を生かす新しい音楽会場」として表した。
     總一郎は、森を逍遥し、小鳥の声を聞くことを愛した。そこでは音源(小鳥)も聴衆(散策する自分)も移動し、さらに木々の揺らぎなど多様な音が変幻自在に交わりあって音の環境が作り上げられていた。一方、クラシック音楽をこよなく愛し、理解していた總一郎は、それだけに楽器と聴衆の位置を固定した鑑賞形式に、強い束縛を感じてもいた。
     それゆえ、大原美術館の分館など、總一郎と共にいくつもの建築を手がけた浦辺鎮太郎による建築案も含めて「音の方向性/音の遠近性/音の流動性を生かす新しい音楽会場」の構想を示したのである。

     残念ながら、この構想は、多額の経費、技術的な困難、そして何より1968年に總一郎が逝去したこともあり実現しなかったが、1970年大阪万博での「鉄鋼館」は、その流れを受けたものとも言え、また大阪万博では、大原家が創業したクラボウ、クラレも関わった「せんい館」も未来志向の表現の場として強い存在感を放った。

  • ここをクリックして表示したいテキストを入力してください。

    ここをクリックして表示したいテキストを入力してください。テキストは「右寄せ」「中央寄せ」「左寄せ」といった整列方向、「太字」「斜体」「下線」「取り消し線」、「文字サイズ」「文字色」「文字の背景色」など細かく編集することができます。

参考作品
実際の公開ページでは回答部分が閉じた状態で表示されます。
  • 【児島虎次郎記念館】 
    第三章 
    何処から、いずこへ。
    (美術×美術)

     大原美術館所蔵の関根正二《信仰の悲しみ》(1918年作 重要文化財)を、森村が独自の解釈で作品化し、《信仰の悲しみ》本作とあわせて、児島虎次郎記念館第3室で発表します。「かつての美術」と「今の美術」が出会い、「未来の美術」へとつなげる試みです。



    ☆大原總一郎は、第二次世界大戦後から自身が逝去する1968年まで、大原美術館が収蔵する作品のジャンルを大きく拡張した。
     なかでも日本近代洋画については、現在では2点の重要文化財を含む、近代日本美術史を語る上では欠かすことのできない重要な作品群を収集した。その作品傾向は、西洋で生まれた油彩でありながら、日本の独自性、そして明治後期から昭和戦前期の美術、さらには社会の在り方を強く感じさせる作品が多い。そのことは、西洋を絶対的な規範として、それに追従するのではなく、自らの生きる時代、場所ならではの表現を希求し、それがゆえ自ずとその時代の熱量を身にまとった日本独自の表現を、總一郎は見出そうとしていたと言えるだろう。

  • ここをクリックして表示したいテキストを入力してください。

    ここをクリックして表示したいテキストを入力してください。テキストは「右寄せ」「中央寄せ」「左寄せ」といった整列方向、「太字」「斜体」「下線」「取り消し線」、「文字サイズ」「文字色」「文字の背景色」など細かく編集することができます。

《何処から、いずこへ。》習作 

下記セット券で、森村泰昌展の全会場(本館、有隣荘、児島虎次郎記念館)をご覧いただけます。
■障害者手帳(ミライロID)をお持ちの方は、ご提示ください。ご優待いたします。
■未就学児は無料です。

料金
【セット券】 有隣荘+大原美術館
 一般

※森村泰昌展を含む、大原美術館の展示施設(本館、工芸・東洋館、児島虎次郎記念館、有隣荘)全てをご覧いただけます。

2,500円
【セット券】 有隣荘+大原美術館
高校・中学・小学生(18歳未満の方)

※森村泰昌展を含む、大原美術館の展示施設(本館、工芸・東洋館、児島虎次郎記念館、有隣荘)全てをご覧いただけます。
1,000円
【有隣荘のみ】 
 一般
森村泰昌展の一部をご覧いただけます。
1,000円
【有隣荘のみ】
高校・中学・小学生(18歳未満の方)
森村泰昌展の一部をご覧いただけます。
500円
【大原美術館】
 一般
大原美術館(本館、工芸・東洋館、児島虎次郎記念館)をご覧いただけます。
森村泰昌展は一部をご覧いただけます。
2,000円

【大原美術館】
高校・中学・小学生(18歳未満の方)
大原美術館(本館、工芸・東洋館、児島虎次郎記念館)をご覧いただけます。
森村泰昌展は一部をご覧いただけます。
500円

見出し ここをクリックして表示したいテキストを入力してください。テキストは「右寄せ」「中央寄せ」「左寄せ」といった整列方向、「太字」「斜体」「下線」「取り消し線」、「文字サイズ」「文字色」「文字の背景色」など細かく編集することができます。
実際の公開ページでは回答部分が閉じた状態で表示されます。

  • 作家略歴

    森村泰昌 もりむらやすまさ  

    1951年生まれ。大阪市出身、在住。

    京都市立芸術大学美術学部卒業、専攻科を修了。

    1985年にゴッホの自画像をまねたセルフポートレイト写真を発表。以降、美術史上の名画や往年の映画女優、20世紀の偉人たちなどに扮した写真や映像作品を手がけ続ける。

    映画出演や、『生き延びるために芸術は必要か』(光文社新書 2024)、『自画像のゆくえ』(光文社新書 2019)、『露地庵先生のアンポン譚』、(新潮社 2010)『芸術家Mのできるまで』(筑摩書房 1998)など文筆活動にも精力的に取り組む。

    2014年には横浜トリエンナーレのアーティスティック・ディレクターを務めた。

    主な個展

    「森村泰昌:ワタシの迷宮劇場」京都市京セラ美術館 東山キューブ(京都、2022)

    「M式「海の幸」—森村泰昌 ワタシガタリの神話」アーティゾン美術館(東京、2021)

    森村泰昌:エゴオブスクラ東京2020––さまよえるニッポンの私」原美術館(東京、2020)

    「YASUMASA MORIMURA: EGO OBSCURA」Japan Society(ニューヨーク、2018)

    「Yasumasa Morimura. The history of the self-portrait」プーシキン美術館(モスクワ、2017)




    「制作協力」

    藤井光 ふじいひかる

    アーティスト。特定の歴史的瞬間や社会問題を出発点とし、リサーチやフィールドワークに基づき、インスタレーション、映像など多様なメディアを用いて、芸術、歴史、社会の間で展開する作品制作を行なう。


    藤口諒太 ふじぐちりょうた

    録音家/アーティスト。映画など様々な媒体での録音経験を通じ、録音という行為そのものを社会的論点の記録、多種多様な人々との接続を可能にする手段と捉え、作品制作を行う。

     

    中川裕貴 なかがわゆうき

    関西を拠点に活動する音楽家。人間の「声」に最も近い楽器と言われる「チェロ」を独学で学び、独自の作曲、演奏活動を行う。

     

    甲田徹 こうだとおる

    サウンドエンジニア、ベーシスト。バンド「白黒ミドリ」、舞台芸術グループ「akakilike」所属。レコーディングスタジオecto主宰。コンサートや舞台、インスタレーション、映像、録音作品など様々な形態の作品に音を介して関わる。



  • ここをクリックして表示したいテキストを入力してください。

    ここをクリックして表示したいテキストを入力してください。テキストは「右寄せ」「中央寄せ」「左寄せ」といった整列方向、「太字」「斜体」「下線」「取り消し線」、「文字サイズ」「文字色」「文字の背景色」など細かく編集することができます。

関連企画

森村泰昌展 記念シンポジウム
「視線の交錯を思考する‐西洋・日本・アジア‐」

森村泰昌
ドリアン・チョン(M+アーティスティック・ディレクター、チーフ・キュレーター)
三浦篤(大原美術館館長)

日時 2025年10月11日(土)  
   13:30‐15:30

会場 倉敷市立美術館 講堂

聴講 無料

定員 150名(事前申し込みのうえ先着順)

申込 下記「お申込みはこちら」よりお申込みください。

助成 鹿島美術財団

実際の公開ページでは回答部分が閉じた状態で表示されます。
  • 有隣荘について

    倉敷が誇る近代建築
    大原美術館の創設者 大原孫三郎の私邸

     倉敷の町並みに凛とたたずみ、鮮やかな緑にあふれる有隣荘(ゆうりんそう)。倉敷の近代建築を代表するこの建物は、倉敷の商家である大原家の別邸として1928年に完成しました。
     大原家の本邸は、江戸時代からつづく町家であり、どこからでも出入りができる開放的な構造であったため、家族だけでゆっくりと過ごせる空間ではありませんでした。そのため大原孫三郎(1880-1943)は、病弱であった妻の壽惠子(1883-1930)を気遣い、家族だけの時間を持てる場所として、有隣荘の建築を構想したのでした。当初はバンガロー風の洋式住宅として設計が進められていましたが、倉敷を訪れる貴賓を迎えるための機能も担うべく、平屋建ての洋風建築と2階建ての和風建築、さらに中国風のデザインとが穏やかなハーモニーを奏でながら一体となった建物として建設されました。

     設計を担ったのは、大原美術館本館などの設計も手掛けた、岡山県出身の建築家薬師寺主計(1884-1965)です。和風建築部分の設計に関しては、薬師寺の恩師であり、明治神宮や築地本願寺などの造営で知られる伊藤忠太(1867-1954)から指導を受けました。また、大原美術館の初期のコレクション形成を担った画家の児島虎次郎(1881-1929)も、室内空間の至る所に芸術家としての美的感覚を注ぎ込んでいます。さらに作庭は、京都を中心に活躍した8代目小川治兵衞(1882-1926)と7代目(1860-1933)が手がけました。

     有隣荘は、1935年に大原美術館の所有となって以降も、迎賓館として多くの貴賓を迎えてきました。一般には長らく非公開でしたが、1997年より公にその扉を開けることとなり、現在では、年2回の特別公開をかねた展覧会の開催や、倉敷の夜景を楽しむ特別公開等を行っています。
    有隣荘外観
  • ここをクリックして表示したいテキストを入力してください。

    ここをクリックして表示したいテキストを入力してください。テキストは「右寄せ」「中央寄せ」「左寄せ」といった整列方向、「太字」「斜体」「下線」「取り消し線」、「文字サイズ」「文字色」「文字の背景色」など細かく編集することができます。

主催

公益財団法人大原芸術財団 大原芸術研究所・大原美術館

「瀬戸芸美術館連携」プロジェクト実行委員会
(事務局:公益財団法人福武財団)

独立行政法人日本芸術文化振興会

文化庁

後援

大原美術館後援会

協賛

余白(20px)
エヴァホール
うさぎや
株式会社三晃空調
ナカシマホールディングス株式会社
株式会社藤木工務店
余白(80px)

協力

国立大学法人岡山大学 DS(データサイエンス)部、語らい座 大原本邸

ご来場のお客様へのお願い

  • 展示施設内での飲食、喫煙、写真・動画撮影はご遠慮ください。
  • 携帯電話、スマートフォンはマナーモードに設定いただき、会場内での通話はご遠慮ください。
  • 展示品や調度品、建具類にはお手を触れないようにお願いします。小さなお子様をお連れの場合は、お子様と手をつないでのご観覧をお願いいたします。
  • 有隣荘にはお手洗いはございません。
  • 有隣荘は、敷地内の混雑状況により、ご入場をお待ちいただく場合がございます。
  • 有隣荘は建設当時の姿をそのまま残すかたちで保存を行っているため、バリアフリー化がされておりません。車いすでのご入場はできませんので、あらかじめご了承ください。

アクセス

大原美術館(地図の赤い印の場所が本館)

大原美術館の本館、工芸・東洋館、児島虎次郎記念館、そして有隣荘は、それぞれ徒歩1分ほどに近接しております。



お問い合わせ
大原美術館
〒710-8575 岡山県倉敷市中央1-1-15
TEL 086-422-0005
E-mail info@ohara.or.jp

JR山陽本線 倉敷駅より徒歩15分

大原美術館HPはこちらから